姉歯建築設計事務所

2007.09.25

建築基準法改正の不備

今月2回目の3連休が終わりました。
3連休となるとうれしいものですが、休み明けだと会社に行くのも憂鬱な人も多いのではないでしょうか。

さて、先週から話している雨戸のリフォームネタで書きたいところですが、3連休中に興味深いテレビ番組があったので、それについて書きたいと思います。9月23日の午後1時からTBSテレビで放送された、噂の!東京マガジンです。
たまたまテレビをつけた時にやっていたので見たのですが、「姉歯事件・法改正で家が建たない」とのテーマで、6月20日の建築基準法改正における国土交通省の政策の不備が、一般の方にわかりやすく解説されていました。
姉歯建築事務所による構造計算書偽造の再発を防ぐために、法の改正を行なうのはよくわかるのですが、国土交通省が準備不足・告知不足のまま見切り発車してしまったことが大問題です。
建物を建てようとして建築確認を申請しても、法の改正のアナウンスが徹底されておらず、約半数が認可が下りないとのこと。
また、建築確認申請を審査をする建築主事側も、法の改正の解釈がマチマチで対応が異なるのも混乱を招いています。
番組中、国土交通省の方がインタビューに答えていましたが、直近で着工数が20%以上減少しているのを認識しているのか?!と思うくらい、のん気な感じで話しているのには、少々怒りをおぼえました。
この方に責任のすべてがあるわけではないのですが、もう少し責任を感じてもらわないと、それこそ「お役所仕事だね」と言われてしまいますよ!

今日、出勤してすぐにいろいろとネットで調べていたのですが、当日の番組をYOUTUBEで見られることがわかりました。

ROSELINE~KAZEのささやきというブログで、下記リンクで当日の番組の動画が紹介されています。

※前編9月23日放送「改正建築基準法問題」噂の東京マガジン1/2

※後編

※改正建築基準法について国土交通省釈明

当日、見逃してしまった方は、是非見てもらいたいと思います。

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2005.12.20

姉歯問題(その後)

ここのところ、姉歯建築設計事務所の耐震強度偽造問題の中心が、姉歯(もと)一級建築士から、総研の内河(うちかわ)所長へと移行しつつあります。
問題の核心が、姉歯(もと)一級建築士ではなく、総研の内河所長にあることが原因かと思いますが、ここ数日マスコミから聞く名前は、「うちかわ」 「うちかわ」のオンパレード。
漢字が違うとは言え、私の苗字と同じ発音ですから、何か違和感を感じます。
どうせなら、良い事で自分と同じ名前を聞きたいものですよね~

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2005.12.05

国土交通省あれこれ

世間を騒がせている姉歯問題ですが、今朝の新聞に、木村建設ヒューザーシノケンの物件を、過去5年間にさかのぼって調査するとの記事がありました。
国土交通省の指示のようですが、もっと問題の根源を追求していくことが必要だと思います。
国土交通省にその力がきちんと働くのか、少々疑問が残ることころです。

国土交通省といえば、2年前の年末に、うちの主力仕入先のトステムが床材の品質問題を起こした時に、とんでもない指示を出したのが、記憶にあります。
指示内容の詳細については、記憶が少々曖昧なのですが、12月29日に指令を出し、その日中に販売した全建主に連絡しなさいというものであったと記憶しています。
建主というのは、実際に家を建てられた一般のお客様です。
もちろん、緊急に購入されたお客様に連絡しなければいけないと言うことはわかっていますが、

製造メーカー(トステム)→商社→建設下請業者→建設会社→一般のお客様

という流れで製品が流通していることを考えると、一日で連絡を完了するのは極めて困難です。
しかも、もし全部のお客様に連絡が取れたとしても、それを
国土交通省に連絡する方法について、我々流通業者まで明確な指示がありませんでした。
メーカー・流通業者・建設会社が一生懸命頑張り、翌年1月の早い時期に、ほぼ全てのお客様に連絡が完了したと記憶しておりますが、もし、12月29日に完了していたら、国土交通省はどのように対応したのでしょうか。
当時は、「命令だけしておいて、あとは勝手にやりなさい的な、無責任な体質だなあ~」と思いましたが、今回もそのように無責任な仕事にならぬように、国土交通省には、しっかりと仕事をしてもらいたいものです。

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2005.11.24

物を製造する立場の者の責任

今週建設業界は、姉歯一級建築士の問題でもちきりですね。
外部からの圧力があったなんてニュースも聞こえてきます。
いったいこの先どうなってしまうことやら・・・


そんな中、あることを思い出しました。
それは、親戚のおじさんの一言です。
このおじさんは、当時食品製造会社に勤めて(もう定年リタイヤされましたが)、製品の品質について、次のように言っておりました。

「賞味期限って、発売する前の実験で、品質上問題ないと確認できた日数の3分の1の日数で表記しているんだよ。そうすれば、絶対に間違いないだろう?」

人が食べるものですから、製品の品質に絶対の信頼性がなければいけないという、会社の理念・志がこうさせているのでしょう。
姉歯さんも、一級建築士の資格を取られた頃は、高い志があったかと思いますが、本当に残念なことをしてしまいましたよね。

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2005.11.22

一級建築士という資格について

先週から世間を騒がせている、姉歯建築設計事務所の姉歯一級建築士。
そういえば、姉歯建築設計事務所の図面の建物を建設した木村建設が、手形不渡りを出したそうですね。
ほんと、大変な事になってきました・・・

今日は、姉歯さんがお持ちの「一級建築士」という資格について書きたいと思います。
普通の人だと、

「一級建築士」という資格の名称を聞いただけで、安心感があるかと思います。
なんてったって、資格の名称に「一級」とつくくらいですから、誰でも安心しますよね。
しかし、私は約12年前に建築関係の仕事に携わってまもなく、この一級建築士という資格について疑問を抱くようになりました。
というのも、

一級建築士の方が書いた図面では、まともに施工できない事が多々あるんです。

もちろん、素晴らしい図面・設計をされている、尊敬できる一級建築士の方とも多く出会いました。
そういう現場で、設計士・建設会社・下請業者がお互いを認め合い、仕事をした時には、素晴らしい建物が出来上がり、建主さんも満足してもらえ、大変やりがいのある仕事となります。

しかし上記のように、一級建築士の方が実際に建てられない図面を書いてしまい、建主さんがその設計に対して承認してしまったりすると大変です。
そういう一級設計士の方に限って先生とか呼ばれてチヤホヤされていて、プライドが高かったりします(涙)。
そういう自尊心の高い一級建築士の方のプライドを傷つけないように、設計変更を依頼したりするのは、本当に大変な作業で、それは結果的にコストアップにつながります。

以前、私が担当した現場で、こんな事がありました。
通常、防火地域に建設する建物は、一つの窓あたりの最大面積が制限されます。
しかし、その現場担当の一級建築士の方が書いた図面が面積規程に違反していたので、建設会社の下請け業者が集まっての打合せの時に、私は指摘しました。
そうしたら、その一級建築士の方は、なんて言ったと思います?

「え?そうなの?なんとかならないの?」

もちろん、私のような建設業者の下請け業者の力では、建築基準法を改正するなんてこと出来ません。
こういう考えられないようなやり取りが、けっこうあるのが現実です。

ではなぜ、こんな事がおきるのでしょうか。
私が考えるに、

①建築工法・資材はどんどん進化しているのに対し、一級建築士の資格取得に必要な知識がマッチしていない
②これは未確認ですが、おそらく一度取ったら、更新手続きがない、もしくは更新するのに試験等不要な資格なのでは?⇒資格取得後、最新の勉強をしないと、知識が陳腐化してしまう。

という事が原因ではないかと思います。

普通の人は、家を購入するのは一生に一回だと思います。
そんな買い物をするのには、上記のような一級建築士ではなく、本当に優れた能力・知識を持った一級建築士の方に仕事をお願いしたいものですよね。

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2005.11.21

姉歯建築設計事務所の問題について思う

今さら私がここであれこれ書かなくても、皆さんご存知だと思いますが、週末の建築関係のニュースは、「姉歯建築設計事務所」の問題でもちきりでしたね。

詳細はこれから明らかになるかと思いますが、本来の目的を忘れてしまった典型的な事例のように思います。
もちろん、この姉歯一級建築士も、良い住宅・建物を作りたいとの思いで今の仕事についたことでしょう。
しかし時間が経つにつれてそれを忘れ、今のずさんな仕事をしてしまったのではないでしょうか。
それと怖いなと思ったのが、組織が大きくなればなるほど、会社のトップの思いが末端に伝わらなくなると言うことです。
建築主(のトップ)は、より良い建物を他社よりも安くお客様に提供するという思いで仕事をされているかと思います。
これが、トップから部下、下請け業者、孫請け業者に行くにしたがって、

「他社よりも安く」⇒「一方的なコストダウン」

と変わってしまいがちなのです。
コストダウンは、下請け業者に強要するだけでは果たせません。
劇的なコストダウンは、元請け・下請け・孫請け業者それぞれが協力しあってできます。
この劇的なコストダウンを果たした建設会社の価格に対抗するために、ライバルの建設会社が、下請け業者に一方的なコストダウンを要求すると、今回のような歪みが発生する可能性が出てくるのです。

「大手の業者だから大丈夫」

と安心していると、今回のような落とし穴が待っていたりします。
ではどういう建設会社を信頼したらよいのでしょうか。
一般論になってしまいますが、私は、

「地元でそこそこ大きくやっている建設会社」

だと思います。

①経営者の目が行き届く範囲の規模であること
②最新の流行を勉強することによって、お客様が納得して発注し、その結果そこそこ仕事量をこなしている

という条件を満たしているのが、安心できる建設会社ではないでしょうか。

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